さてさてスピーキングテストの対策についてです。
都立入試の英語で2022年から始まるスピーキングテストですが、問題のサンプルがあっても対策方法など分からない人が多かったと思います。
問題の内容を検証した結果、今のうちからこれをやっておけばいいというものが見つかりました。
今までは「英検に似ているからその勉強をする」という感じでしたよね!
それ以上に効果的なものが見つかったのでご安心ください
ここでは今までの情報のおさらいから、スピーキングテストの対策を載せています。
自分の勉強の参考にしてもらえれば幸いです。
※知っている項目はそれぞれ飛ばしていってください。
都立入試スピーキングテストの概要
都立入試のスピーキングテストは、都内の公立中学校に通う3年生全員を対象に11月27日に実施予定です。
学習指導要領が求める英語4技能「読む、書く、聞く、話す」のうち、「話す能力」の評価を目的としていて、成績に応じて、A(20点)〜F(0点)の6段階で評価されます。
ベネッセが問題を作成し、都教委が監修する形ですね
結果は都立高校受験時の調査書に記載されますが、点数の表記が若干変わります。
今までは調査書点(300点満点)と学力検査の得点(700点満点)でしたが、ここにスピーキングテストの20点満点分の合計による総合1020点満点で合否判断されることになっています。
詳しい説明はコチラです!
都立英語スピーキングテストの実施方法
東京都教育委員会の最新の発表では
- 事業者が用意するタブレット端末等を用いて、解答音声を録音する方式で実施する
- 受験者を前半実施組と後半実施組の2組に分け、タブレット端末を移動させる形式で実施する
こんな感じでした
要はタブレットを使い2組に分けて実施するってことですね
・・・コレはタブレットの使い回しとかどうなんでしょうかね。
前半後半どちらかが不利になるような不安点がありますがとりあえず割愛。
詳細についてはコチラです
スピーキングテストの対策【旧版】
スピーキングテストの対策として「英検対策がいいよ!」というお話を過去にさせていただきました。
2次試験の内容に近い問題があったんですよね!
筆記込みの話す英語のテストは他にはなかなか無いんですよね
内容的に、英会話教室に通っていても万全な対策にはならないのです。
しかもそれが中学生向けともなると、「合格したらちょうどいいから」という理由で英検ぐらいしかおススメできませんでした。
都立スピーキングテストと英検の2次試験の似ているところしかしこの度、これだけはやっておくべきだと思うものが見つかったので大公開となります。
【最新版】都立入試英語スピーキングテストの対策
結論から言うと『GTEC』という英語の対策が一番効果的です。
『GTEC』って初めて聞きました
ここからは GTEC と対策に適している理由も説明するのでよく聞いてくださいね
まず 『GTEC』 が何かというと、小学生から社会人まで英語力が測定できるスコア型英語4技能テストです。
近年、GTECスコアを採用している大学や、テストとして導入する企業も増えています。
そしてベネッセコーポレーションが提供しているテストになります。
確かスピーキングテストってベネッセがお手伝いしてるんですよね、、、?
つまりそういうことです
ベネッセが東京都教育委員会から委託されたわけですが、内容がほぼほぼ同じです。
ここからはその詳細です。
冒頭の問題説明文から似ています。
リスニングテストにも、テスト開始前にまず問題の解き方や問題数についてのアナウンスがありますよね。
以下がその比較です。
スピーキングテスト | GTEC | |
---|---|---|
PartA(パートA)の冒頭説明 | PartAは、全部で2問あります。聞いている人に、意味や内容が伝わるように、英文を声に出して読んでください。はじめに準備時間が30秒あります。録音開始の音が鳴ってから解答を始めてください。解答時間は30秒です。 | パートAは、全部で2問あります。聞いている人に伝わるように、英文を声に出して読んでください。はじめに準備時間が30秒あります。解答時間は30秒です。 |
(ESAT-J 第3回プレテストのPartAの問題とGTEC-Coreのサンプル問題パートAの問題冒頭=都教委とGTECのホームページから)
録音について以外はほぼ同じですね!
音声慣れできるのは安心ですね
次に似ているのは出題形式です。
形式はそれぞれ以下の形です。
スピーキングテスト 出題形式 | 出題数 | GTEC 内容 | 出題数 | |
---|---|---|---|---|
PartA | 英文を読み上げる | 2 | 音読 | 2 |
PartB | 質問を聞いて応答する・意図を伝える | 4 | 質問を聞いて応答する | 4 |
PartC | ストーリーを英語で話す | 1 | ストーリーを英語で話す | 1 |
PartD | 自分の意見を述べる | 1 | 自分の意見を述べる | 1 |
(ESAT-Jは、2月17日発表の都教委資料から。GTECは、GTECのホームページから)
問題構成はともに4パートで、出題数も同じですね。
さらに似ているのは準備時間/回答時間です。
それぞれ以下の通り。
スピーキングテスト | GTEC | |
---|---|---|
準備時間/解答時間 | 準備時間/解答時間 | |
PartA | 30秒/30秒 | 30秒/30秒 |
PartB | 10秒/10秒 | 10秒/10秒 |
PartC | 30秒/40秒 | 30秒/40秒 |
PartD | 1分/40秒 | 1分/40秒 |
(ESAT-Jは、2月17日発表の都教委資料から。GTECは、GTECのホームページから。)
『似ている』どころか同じですね
ちなみに採点基準もほぼ同じです
採点基準(観点別採点結果の見方)も似ています。
ESAT-J 採点基準 | GTEC 観点別採点結果の見方 |
---|---|
コミュニケーションの達成度(2段階) | Goal Achievement(2段階) |
言語使用(5段階) | 語い・文法(5段階) |
発音・流ちょうさ/第2回からは 音声(4段階) | 発音・流暢さ(4段階) |
(ESAT-JとGTECの採点基準。ESAT-Jは第1回プレテストの採点基準資料から。GTECは2021年実施分の「教員用帳票冊子」から)
文言は違いますが、見るところは同じですね。
言うまでもなく 『GTEC』 やるべしという感じです。
問題慣れという意味でも、他に効果的なものがないという意味でもです。
これだけ似ているとそれ以外考えにくいですね、、、
『都教委の丸投げ』+『ベネッセの対応』による不幸中の幸いと考えています
スピーキングテスト対策の問題集について
ここまでの内容から、スピーキングテストの対策は 『GTEC』 やるべし なわけですが、問題集の不安もあるでしょう。
ありがたいことに豊富にありますが、反面多すぎてなかなか選びにくいです。
受検する人の年齢幅が広いのが原因なんですよね。
とはいえ中高生レベルのものもちゃんとあるので、ここではそれらをご紹介
まずは基本中の基本ですね。
リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能を万遍なく対策できるのでおススメです。
スピーキング・ライティングでは採点ポイントを掲載しているので大変参考になります
話すことにとにかく集中したい場合はコレです。
「英語を話す」ことの基礎が学べて、英語の組み立て方・注意すべき点・使える表現が掲載されているのもポイントです。
ちなみにライティング版もあります
問題の解きやすさ、解説が重視されているのはコチラです。
正直なところ、今までの2冊は難易度高めです。
比べてみるとこちらの方が読みやすく解説も簡潔なので、とっかかりとしておススメです。
今回のまとめ
採点方法や検査の時期、そもそもの仕組みなども色々物議を醸しだしています。
特別措置などはありますが、思うことは多々ありますね。
とはいえ中止になることを期待しているだけでは意味がないので、対策だけは必要と考えます。
今からできることは今からやっていきましょう!!