志望校を探していると「この学校はスーパーサイエンスハイスクール(以下SSH)指定校です」という一文を見たことがあると思います。

でも、SSHってどういう高校なんでしょうか…?

『なんか理系の学校』って感じなだけで、具体的ではないですもんね
ここではSSHどんな学校なのか、どんな授業をするのかといったことについてまとめました。
内容や進路の魅力についても載せてあるので、志望校選びの参考にしてみてください。
そもそもSSHとは
文部科学省が科学技術分野で卓越した人材の育成を目的として設置した学校です。
ここでいう科学技術分野とは科学技術、理科、数学教育を指します。
いってそのまま、理系に特化している学校ということですね。
どんな授業をしているの?
理系の大学や研究機関と連携したり、「課題研究」に取り組んだりします。

この「課題研究」は、通っている生徒自分でテーマを決めて研究を進めることができます
自分で好きなことを研究できるのは、教授から与えられた研究を進める大学の研究室よりもずっと自由度が高いです。
また、それらの課題研究の成果をプレゼンテーションする発表会などを実施する高校もあります。
将来科学技術の道に進みたいと考えている人にとっては最高の環境ですね。
受験には強くないの?
理系の大学に対しては、普通の高校よりもかなり強いです。
理数系の難関大学進学に向けた対策が充実しているので、受験を見据えて入学する人も多くいます。
指定期間ってなに?
指定期間とは、その学校がSSHに指定されている期間のことです。
期間は5年で、研究結果や発表結果によってこの期間が延びていきます。

例えば小石川高校は、平成18年度より第1期(5年間)、第2期(5年間)の指定を受けていますね
この期間が延びると、開発型と実践型に分けられます。
実践型と開発型って?
SSHは、学校によって研究の授業スタイルが違います。
簡単にいうと【以前から指定校だった】か【指定校になった】かです。
実践型高校であれば、これまでの研究成果を基にします。

今までのカリキュラム開発を基礎として、より実践的な研究開発を行うということです
反対に、開発型であれば一から目標設定をすることから始まります。
過去の研究仮説を研究しながら、新規性のあるカリキュラム等の研究開発を行うということです。
実践型の学校はとにかく理系に集中して、開発型は国際社会に根差す学校が多い印象ですね。
研究開発課題って?
学校ごとに設定されている目標のことです。
研究の方向性などもこれに従って決められています。
どんな人材を育成するかを掲げているので、学校選びのポイントですね。
都内のSSH指定の高校
今全国では203校が指定されていますが、都内のSSHは14校あります。
都内のSSHの高校は以下の通りです。
都立高校
期間 | 平成29年度~33年度 |
課題 | 6年間を貫く「高度な理数系カリキュラム」と「課題研究」の計画・実施及びその評価・改善を行う「小石川グローバルサイエンスシステム」を通した科学的人材の育成 |
期間 | 平成29年度~33年度 |
課題 | 体験型探究カリキュラムの開発・実践及びその普及による科学技術人材の育成 |
期間 | 平成29年度~33年度 |
課題 | 幅広い知見と豊かな国際感覚を有し、卓越した高度な理数探究能力を発揮して未来の技術革新に貢献できる知的プロフェッショナル人材の育成 |
期間 | 平成30年度~34年度 |
課題 | 「立高から世界へ」 ~新たな時代を切り拓き国際社会でたくましく活躍する科学技術人材の育成~ |
期間 | 平成31年度~35年度 |
課題 | 世界を舞台にSDGsを実現に導くグローバルサイエンスリーダーを育てる教育課程の開発と国際都市TOKYOでの拠点の形成 |
国立高校
期間 | 平成28年度~32年度 |
課題 | 科学的に考え技術的に取り組み問題解決し、国際的に活躍する人材を育む教育方法の開発 |
期間 | 平成29年度~33年度 |
課題 | 国際社会に貢献する科学者・技術者の育成をめざした探究型学習システムの構築と教材開発 |
期間 | 平成29年度~33年度 |
課題 | 国際社会で活躍する人材に必要なキー・コンピテンシーを獲得させる授業法の研究開発II |
期間 | 平成31年度~35年度 |
課題 | 「学びの本質」を捉え,SOCIAL CHANGEをもたらす科学技術人材の育成 |
期間 | 平成31年度~35年度 |
課題 | 女性の力をもっと世界に ~協働的イノベーターとイノベーションを支える市民の育成~ |
私立
期間 | 平成29年度~33年度 |
課題 | 社会との共創による科学的思考・国際性を育成する探究カリキュラム開発と全校展開 |
期間 | 平成30年度~34年度 |
課題 | 主体性を涵養し、社会的責任を配慮した『社会との共創』を実現できる教育手法の開発 |
期間 | 平成30年度~34年度 |
課題 | 次代のイノベーションを担う、大学進学後も活躍する科学技術人材を育成する 教育課程の開発 |
期間 | 平成30年度~34年度 |
課題 | 科学的思考力で人類が抱える問題解決に貢献できる女性の育成プログラム |
まとめ
大学進学にしても就職にしても、理系に興味がある人にとっては得しかありません。
学校見学に行くと研究体験もできるので、興味がある人は必ず見に行くようにしましょう。