2022年に行われる都立スピーキングテストは、英語検定の2次試験に似ている部分が多くあります。
つまり今から対策するなら、英検に合格できるように勉強するといいんですね!
実際に似ているところをまとめたので、どんな勉強をしたら考えていきましょう
スピーキングテストの配点はとても高いです。
スピーキングテストの概要についてはこちらにまとめてあるので、併せてご覧ください。
都立スピーキングテストの概要と対策英語検定の2次試験とは
英語検定は1次試験で筆記、2次試験で会話のテストがあります。
面談の形式で行われるもので、英語の文を読んだり試験管の質問に答えたりするものですね。
具体的にはこんな感じです。
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 |
音読 | 30語程度のパッセージを読む。 | 1 |
パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 | 1 |
イラストについての質問 | イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する。 | 2 |
受験者自身のことなど | 日常生活の身近な事柄についての質問に答える。(カードのトピックに直接関連しない内容も含む) | 2 |
評価基準は応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などが見られます。
また、身近な事柄は過去に携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季についての質問がされました。
2次試験ではパッセージと呼ばれる下記にあるような英語のカードを渡されて、その内容について答えます。
ここがスピーキングテストと特によく似ている部分でもあります。
似ているところ
ここまでを踏まえて、ここからはスピーキングテストとの類似点を載せていきます。
①質問に対する回答
英検
スピーキングテスト
英語の質問に対して英語で答える問題です。
質問の答えがYesかNoかによってさらに深く踏み込まれるところも同じですね
違う点は問題数と、やりとりするのが面接官ではなくタブレットということでしょう。
②文章の黙読と音読
英検
スピーキングテスト
与えられた文章をいったん声を出さずに読み、指示があった後で発声して読む問題です。
読むための時間を30秒程度とってもらえるのも同じです!
違う点としては、英検は黙読と音読の支持が英語で出されますが、スピーキングテストは日本語でしか指示されないところです
また、文章の長さはスピーキングテストの方が若干長めですね。
③イラストを英語で説明する
英検
スピーキングテスト
イラストの様子に対して、英語で状況を説明する問題です。
英検の問題であれば「女の子がお茶を飲んでいる」「お母さんはラジオを聴いている」などです。
スピーキングテストでは「動物園でパンダを見ようとしている」「混んでいたのでサルを見に行った」になります。
英検は一枚の絵から分かることをわかる分だけ英語で答えます
スピーキングテストは初めに話す英語の文章が指定されているんですね!
また、複数のイラストにストーリーがあることも大きな違いですね。
【重要】決定的に英語検定と違うところ
英語検定ではこのあとで面接官から「あなた自身のこと」についての質問がきます。
「好きな科目、食べ物、季節」「どうやってここにきたのか」「家族について」など聞かれます。
ただし、スピーキングテストではスピーチの問題が出題されます。
聞かれる内容は「好きな○○」という内容で似通っていますが、一方的に話をする点で難易度は別物です。
準備時間は90秒程度与えられるのでいいでしょう。
しかし、題材に対する理由や補足情報まで答えるとなると難しいですね。
英語検定よりも、都立入試の自由英作文に近いです。
これも題材に対してずれていない英語の文章で答える問題です。
こちらとの相違点は話をしないということと、英文から題材を判断しなければいけないことです。
英語の文章を作る練習をするのであれば、こちらの対策を優先していくといいでしょう
まとめ
英検とスピーキングテストは似ているところが多くありましたね。
確かに中学卒業レベルの英検3級から2次試験があるので、レベル感としてはちょうどいいです。
市販の教材で英検対策のものがたくさんあるので、それを買って練習していくのがいいでしょう。