集団討論をするにあたって、話し方や評価のポイントについては別のページでまとめました。
都立入試の集団討論のコツここではそれ以外の裏技的な重要ポイントをまとめているのでぜひとも見ておいてください。
①メンバーとコミュニケーションをとる
集団討論を円滑に進めるために、試験がはじまる前に待機している控室で同じグループになる受験生メンバーと自己紹介をしておくといいでしょう。
お互いのことを知っておくことで話をしやすくなります。
また、議論の内容を深める質問をするときに相手のことを知っておくと質問そのものが楽になります。
勇気はいりますが、できれば一言でもいいので自分から話しかけに行きましょう。
相手も受験生。緊張しているからこそチャンスです
「自分がしてもらったら嬉しいこと」と心がけながら話をしましょう。
仲良くなるための行動と質問例)
□自分から話しかけに行く
□自分の名前を伝える
□出身の地域はどこか
□部活は何をやっていたか、部長だったか
□天気の話
②グループ全体としての第一声は自分が話す
先生が司会になる場合は除きますが、集団討論が始まると「誰が最初に話し出すの?」という雰囲気になります。
そこで自分から話すことで主導権を握ることができます。
試験管の評価も上がりますね。
グループの皆が話しやすい雰囲気にもなりやすいので、積極的に発言しましょう。
③集団討論での発言は短く
一回の発言が長くならないように注意しましょう。
演説のようになってもよくないので、結論から話して理由もセットで答えられれば十分です。
④他の人の発言はしっかり聞く
他の人が発言しているときはその人の方を見て、うなずきながらメモをとります。
「関心・意欲・態度」の評価対象になるので、自分の発言を考えることに集中せずに必ず話を聞くようにしましょう。
⑤他のメンバーの意見を大事にする
集団討論の時に出たほかの人の意見は否定せず、取り入れるようにしましょう。
基本的には意見を肯定するように話をすすめます。
他の人の意見をしっかりと聞いた上で、その意見を取り入れて述べるのがベストです。
自分意見が他の人と違っていた場合は、その意見を受け止めてから、自分の意見を主張するようにします。
⑥残り時間と合意の確認をとる
時間内に与えられた題材の結論を出すのはとても難しいです。
特に、意見が割れた場合はグループメンバー全員に共通した結論にするのは困難です。
そこで意見を出していく中で「ここまでの意見で○○ということにしたいと思いますがよろしいですか」と、意見の合意をとっていきます。
意見がまとまってきたらグループとしての統一の意見、合意の確認をしながら進めていきます。
⑦討論後、面接までに感想を考える
集団討論の後に、面接で集団討論についての感想を聞かれる場合があります。
楽しかった、勉強になったといったことだけでは足りません。
何を学べたか、その理由は何かを感想を含めて言えるように準備しておいてください。